前回はAPIの作り方について紹介しました。

javascript(9)APIを使いこなそう
今回は、APIの使い方について紹介します。APIを使うことで外部との接続ができるため自由度が広がります。
今回はウェブAPIの使い方について紹介していきます。
【もっと詳しく知りたい人は是非これを読んでください!!】
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ウェブAPIを使いこなそう!
ウェブAPIはインターネット上にあるデータやサービスにアクセスするための仕組みです。天気予報アプリや地図アプリなど、私たちが日常的に使うツールの多くがこの技術を活用しています。この記事では、JavaScriptを使ってウェブAPIからデータを取得し、それを画面に表示する方法を解説します。
準備するものについて
必要なアプリをそろえる
ウェブAPIを扱うために必要なものは次の3つです。
- ブラウザとコンソール:Google ChromeやFirefoxなどのブラウザには開発者ツールが搭載されています。
- コードエディタ:無料で使いやすい「Visual Studio Code」がオススメです。
- APIのドキュメント:APIの使い方を理解するために公式ドキュメントが役立ちます。今回は「JSONPlaceholder」というサンプル用のAPIを使います。
実際にデータを取得してみる
サンプルAPIを使ったコード例
以下のコードを実行すると、JSONPlaceholder APIから投稿データを取得して表示できます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>ウェブAPIデータ取得</title>
</head>
<body>
<h1>APIデータの表示</h1>
<div id="output"></div>
<script>
// APIエンドポイント
const apiURL = 'https://jsonplaceholder.typicode.com/posts';
// データを取得
fetch(apiURL)
.then(response => response.json())
.then(data => {
const output = document.getElementById('output');
data.slice(0, 5).forEach(post => {
const postDiv = document.createElement('div');
postDiv.innerHTML = `<h2>${post.title}</h2><p>${post.body}</p>`;
output.appendChild(postDiv);
});
})
.catch(error => console.error('エラー:', error));
</script>
</body>
</html>
このコードをブラウザで開くと、取得したデータが表示されます。
デザインを整える
CSSで見た目を改善
データをより見やすくするために、以下のCSSを追加してみましょう。
<style>
body {
font-family: Arial, sans-serif;
line-height: 1.6;
margin: 20px;
}
h2 {
color: #333;
}
div {
margin-bottom: 15px;
padding: 10px;
border: 1px solid #ddd;
border-radius: 5px;
background: #f9f9f9;
}
</style>
簡単なスタイリングを加えるだけで、表示内容がぐっと見やすくなります。
実践例:天気予報APIを使う
OpenWeatherMapの活用
次に、実用的な例として天気予報API「OpenWeatherMap」を使ってみます。以下のコードでは、東京の現在の天気を取得します。
const weatherAPI = 'https://api.openweathermap.org/data/2.5/weather?q=Tokyo&appid=あなたのAPIキー&units=metric';
fetch(weatherAPI)
.then(response => response.json())
.then(data => {
console.log('現在の天気:', data.weather[0].description);
console.log('気温:', data.main.temp + '°C');
})
.catch(error => console.error('エラー:', error));
このコードを動かすには、OpenWeatherMapで無料アカウントを作成してAPIキーを取得する必要があります。
次のステップ
学びを深めるために
ウェブAPIの基本を理解したら、さらに以下のアイデアに挑戦してみてください。
- ユーザー入力に基づいて動的にAPIを呼び出す
- 取得データをグラフやチャートで可視化する
- 複数のAPIを組み合わせて、より高度なアプリケーションを作る
ウェブAPIを活用することで、アプリケーション開発の幅が大きく広がります。
参考リンク
ウェブAPIを使いこなして、自分だけのユニークなアプリを作ってみましょう。
以上がウェブAPIの使い方についてでした。
次回は非同期処理について紹介します。