前回はモバイルファーストについて紹介しました。

今回はレスポンシブWEBデザインについて紹介したいと思います。
![]() |
【中古】1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座 /SBクリエイティブ/Mana(単行本) 価格:747円 (2024/12/16 23:17時点) 感想(2件) |
レスポンシブWEBデザインとは?
最近、インターネットを使うときにスマホやタブレット、パソコンといったいろんなデバイスを使う人が増えていますよね。レスポンシブWEBデザインとは、こうした多様な画面サイズに対応できるように、サイトのデザインを柔軟に作る方法のことです。これを使うと、どのデバイスでも見やすいサイトが作れちゃいます!
レスポンシブWEBデザインってどう作るの?
レスポンシブWEBデザインを実現するには、次の3つのポイントが大事です。
1. 柔軟なレイアウト(フルードグリッド)
サイトの幅や要素のサイズを固定のピクセルではなく、「割合」で指定します。これで画面の幅に合わせて、自動的にサイズが調整されるようになります。
例:
.container {
width: 80%;
margin: 0 auto;
}
このコードでは、コンテナの幅が画面の80%になり、どんなデバイスでもバランス良く表示されます。
2. 柔軟な画像(フレキシブルイメージ)
画像が画面サイズをはみ出さないように、最大幅を指定しておきます。
例:
img {
max-width: 100%;
height: auto;
}
これで画像は親要素の幅に合わせて縮小され、キレイに表示されます。
3. メディアクエリ
画面幅に応じてデザインを変える技術です。「スマホでは縦並び、パソコンでは横並び」などを設定できます。
例:
@media (max-width: 768px) {
.menu {
display: none;
}
}
このコードでは、画面幅が768px以下の場合にメニューが非表示になります。
レスポンシブWEBデザインのメリット
どんなデバイスでも見やすい
スマホでもPCでも、画面サイズに合わせた見やすいデザインが表示されます。横スクロールや小さすぎる文字を避けられるので、ユーザーにとって快適です。
サイト管理がラク
1つのサイトで済むので、スマホ用とPC用の別々のサイトを作らなくてOK。更新や修正が一度で済みます。
Googleにも好印象
Googleは「スマホで見やすいサイト」を高評価します。レスポンシブデザインにすることで、検索順位アップにもつながります。
レスポンシブWEBデザインを作る流れ
1. デバイスごとの使い方を考える
最初に、スマホやタブレット、パソコンでどう見えるべきかをイメージします。例えば、スマホでは縦にシンプルに並べる、パソコンでは横並びにするなどの工夫が考えられます。
2. モバイルファーストで作る
スマホ用にデザインを作り、そこからタブレットやPC用に広げていく方法です。この順序だと、作業がスムーズになります。
例:
/* スマホ用のスタイル */
body {
font-size: 16px;
}
/* タブレットやPC用のスタイル */
@media (min-width: 768px) {
body {
font-size: 18px;
}
}
3. テストして調整
実際に作ったデザインが、スマホやパソコンでちゃんと表示されるか確認します。ブラウザの開発者ツールやオンラインのテストツールを使うと便利です。
よくある悩みとその解決方法
画像が重い
高解像度の画像をそのまま使うと、スマホで読み込みが遅くなることがあります。こんなときは、srcset
を使ってデバイスごとに適した画像を出し分けます。
例:
<img src="small.jpg" srcset="large.jpg 1024w, medium.jpg 640w" sizes="(max-width: 768px) 100vw, 50vw" alt="サンプル画像">
複雑なレイアウトが大変
FlexboxやCSSグリッドを使うと、複雑なレイアウトも簡単に作れます。
参考リンク
おすすめツール
- ブラウザの開発者ツール: デバイスごとのプレビューが簡単にできます。
- Canva: バナー画像やデザイン素材の作成に便利。
- Figma: レスポンシブデザインのワイヤーフレームやプロトタイプ作りに最適。
レスポンシブWEBデザインは、今のWeb制作では欠かせない技術です。最初は難しそうに見えるかもしれませんが、一つずつ試していけば自然に使いこなせるようになりましょう!
以上がレスポンシブ対応とはでした。
次回はファビコンの付け方について紹介します!