前回は最適化のテクニックについて紹介しました。

Javascript(14)最適化のテクニックを紹介
今回は、javascriptの最適化するテクニックについて紹介します。プログラミングはスピードが大事なので最適化は必須な技術になります。
今回は配列・オブジェクトの便利メソッドについて紹介していきます。
【もっと詳しく知りたい人は是非これを読んでください!!】
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JavaScriptでのデータ操作を快適に!配列・オブジェクトの便利メソッドまとめ
JavaScriptでデータを扱う際、配列やオブジェクトを操作する機会が多いでしょうか。
しかし、基本的なループやif文だけで処理を行うと、コードが冗長になりがちです。
そこで、便利な組み込みメソッドを活用することで、シンプルで効率的なコードを書くことができます。
本記事では、よく使われる配列・オブジェクトのメソッドを詳しく解説します。
1. 配列の便利メソッド
map() – 配列の各要素を変換する
map()
は配列の各要素に対して処理を行い、新しい配列を作成するメソッドです。
const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
const doubled = numbers.map(num => num * 2);
console.log(doubled); // [2, 4, 6, 8, 10]
filter() – 条件に合う要素を抽出
特定の条件を満たす要素のみを取得したい場合は filter()
を使用します。
const numbers = [10, 15, 20, 25, 30];
const greaterThan20 = numbers.filter(num => num > 20);
console.log(greaterThan20); // [25, 30]
reduce() – 配列を集約する
配列の全要素を使って単一の値を計算する際に reduce()
が便利です。
const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
const sum = numbers.reduce((acc, num) => acc + num, 0);
console.log(sum); // 15
2. オブジェクトの便利メソッド
Object.keys() – オブジェクトのキーを取得
オブジェクトのすべてのキーを配列として取得できます。
const user = { name: "Taro", age: 25, city: "Tokyo" };
console.log(Object.keys(user)); // ["name", "age", "city"]
Object.values() – オブジェクトの値を取得
キーではなく値の配列が欲しい場合は Object.values()
を使います。
console.log(Object.values(user)); // ["Taro", 25, "Tokyo"]
Object.entries() – キーと値のペアを取得
Object.entries()
を使うと、キーと値のペアを配列の配列として取得できます。
console.log(Object.entries(user)); // [["name", "Taro"], ["age", 25], ["city", "Tokyo"]]
3. 実用例:データの整理
例えば、APIから取得したデータのリストを整理するときに、これらのメソッドを組み合わせると非常に効率的です。
const users = [
{ name: "Alice", age: 30 },
{ name: "Bob", age: 20 },
{ name: "Charlie", age: 25 }
];
const sortedUsers = users.sort((a, b) => a.age - b.age);
console.log(sortedUsers);
まとめ
JavaScriptでのデータ操作をスムーズにするために、以下のメソッドを活用しましょう。
map()
,filter()
,reduce()
で配列を効率的に処理Object.keys()
,Object.values()
,Object.entries()
でオブジェクトを扱いやすく- これらを組み合わせることで、データ処理が簡潔で強力に
これらのメソッドをマスターすると、よりスッキリしたコードを書けるようになります。
参考リンク
- MDN: Array.prototype.map()
- MDN: Object.entries()
- KaMeChannelのJavaScript記事以上が配列・オブジェクトの便利メソッドでした。
次回はデバック術について紹介します。