前回はアニメーションの作り方について紹介しました。

今回はAPIの使い方について紹介していきます。
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APIを使いこなそう!JavaScriptでデータを取得して表示する方法
最近、「JavaScriptを使って外部のデータをアプリに表示してみたい!」と思ったことはありませんか?今回は、JavaScriptでAPIを利用してデータを取得し、それをアプリケーションに表示する方法を紹介します。「難しそう」と感じる方も安心してください。シンプルな例から丁寧に解説します!
APIとは?
まずはAPIについて簡単に説明します。
APIって何?
API(Application Programming Interface)は、異なるアプリケーション同士がデータをやり取りするための仕組みです。。
例えば、天気予報アプリは気象データを提供するサービスのAPIを使って、リアルタイムの天気情報を取得しています。同じように、ニュースアプリはAPIを使って最新ニュースを取得し、ユーザーに表示しています。
APIで何ができるの?
APIを使うことで、以下のようなことが可能です:
- 天気情報を取得してアプリに表示
- ニュースヘッドラインを取得
- ユーザーのSNSデータを連携
- ランダムな名言やジョークを表示
APIは「外部サービスからデータを取り入れるための窓口」と考えるとわかりやすいです。
実際にデータを取得してみよう
次に、JavaScriptを使ってAPIからデータを取得する方法を実践します。今回は無料で使える「ランダム名言API」を使います。
必要な準備
- コードエディタ:Visual Studio Codeなどを用意。
- ブラウザ:Google ChromeやEdgeでOK。
これだけあれば、すぐに始められます!
基本のコード例
以下のコードを使用して、ランダムな名言を取得してみましょう。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>ランダム名言ジェネレーター</title>
</head>
<body>
<h1>ランダム名言ジェネレーター</h1>
<button id="getQuote">名言を取得する</button>
<p id="quote">ここに名言が表示されます。</p>
<script>
document.getElementById('getQuote').addEventListener('click', async () => {
const response = await fetch('https://api.quotable.io/random');
const data = await response.json();
document.getElementById('quote').textContent = data.content + ' - ' + data.author;
});
</script>
</body>
</html>
ポイント:
- ボタンをクリックすると、ランダムな名言が表示されます。
- APIのURLを指定してデータを取得しています。
データの表示をもっと詳しく
取得したデータをHTMLに表示する方法をさらに深掘りします。
- データの取得:
fetch()
を使ってAPIからデータを引っ張ってくる。 - データの解析: JSON形式のデータをJavaScriptオブジェクトに変換。
- HTMLに反映:
textContent
やinnerHTML
でデータを画面に表示。
この流れを覚えれば、どんなAPIでも対応可能です!
応用編: 天気情報アプリを作ってみよう
次に、実用的な例として天気情報を表示するアプリを作成します。
使用するAPI
- OpenWeatherMap API:無料で使える天気情報API。
コード例
以下のコードで、指定した都市の気温を表示するシンプルな天気アプリを作ります。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>天気情報アプリ</title>
</head>
<body>
<h1>天気情報アプリ</h1>
<button id="getWeather">天気を取得する</button>
<p id="weather">天気情報がここに表示されます。</p>
<script>
document.getElementById('getWeather').addEventListener('click', async () => {
const apiKey = 'あなたのAPIキーをここに入力';
const city = 'Tokyo';
const response = await fetch(`https://api.openweathermap.org/data/2.5/weather?q=${city}&appid=${apiKey}&units=metric`);
const data = await response.json();
document.getElementById('weather').textContent = `${data.name}の気温は${data.main.temp}℃です。`;
});
</script>
</body>
</html>
ポイント
fetch()
を使ってAPIを呼び出し。- APIキーを発行し、自分専用のキーを使用。
- 東京の気温を取得して表示。
API利用時の注意点
エラーハンドリング
- ネットワークエラーやAPIエラーに備える。
- 例外処理(
try-catch
)を利用。
try {
const response = await fetch(apiUrl);
if (!response.ok) throw new Error('データの取得に失敗しました');
const data = await response.json();
console.log(data);
} catch (error) {
console.error('エラー:', error);
}
APIの利用制限
- 無料プランではリクエスト数に制限がある場合が多い。
- 必要に応じて有料プランを検討。
まとめと参考リンク
今回のポイント
- APIは外部データを取得する便利なツール。
fetch()
を使えば簡単にデータを取得可能。- 応用次第で多様なアプリが作れる。
参考リンク
APIを使った開発に挑戦して、オリジナルのアプリを作ってみましょう!
以上がAPIの使い方についての紹介でした!
次回はウェブAPIの使いこなし方について紹介します!